ペーパーアイテム

ウェディングドレスのヴェール

ウェディングドレスのヴェールはバージンロードを入場するときに顔を覆っている事に意味があります。

 

それは、私に触れた人はまだ誰もいませんという事だからです。

 

○月X日、結婚式。

 

天気は快晴、雲ひとつない青空。

 

私たち父娘は大きな教会のドアの前で緊張した面持ちでバージンロードを歩くための合図を待っていました。

 

父はスーツ、靴、ネクタイを新調し、髪は1000円カット専門店ではなく、渋谷の美容室でセット。

 

一方、私はこの日のために6キロのダイエットをして、3カ月に及んだブライダルエステも無事終え、念入りなネイルも施していました。

 

身に着けていたウェディングドレスとヴェールは義理の母から頂いたもの。

 

真っ白でレースのきれいな「バージンの象徴」のようなドレスでした。

 

いよいよ教会のドアの前でヴェールを顔の前に垂らし「お父さん、今まで育ててくれてありがとう。これから幸せになるね」と一言。

 

するとカメラマンから、ヴェールを上げて父と娘の顔が見える写真を撮りたいと言われました。

 

もちろん父と二人でポーズ。

 

あぁ、独身最後の写真が大好きな父との写真でよかったなぁと感慨深い思いがしました。

 

写真を撮り終わった瞬間、いよいよ教会への入場の合図がありました。

 

足でドレスを踏んで転倒なんて格好悪いことが無いように父と歩調を合わせて、静々と歩きました。

 

一歩一歩、将来の夫に近付いていきます。

 

そこでハッと気がつきました。

 

視界に遮るものがない、広すぎる。

 

あんなに用意周到に準備したのに、しっかりヴェールを上に上げたままバージンロードを歩いてしまいました。

 

参列者は気がついていたでしょうか。

 

今となっては知る由もありません。

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